「手元の小さな文字がぼやける」「近くを見るのにピントが合いにくい」なんて症状は、40代・50代の老眼が始まった世代特有のものだと思っていませんか?
実は今、これと同じ症状で悩むある世代が増えています。それが、生活の中でスマホが手放せない20代~30代の世代です。そのため、とくにこの症状は「スマホ老眼」と呼ばれているのです。
今回の記事では、回復可能といわれているスマホ老眼のチェック方法と治し方についてまとめています。
若年層に急増しているスマホ老眼とは
老眼はレンズの役割をする水晶体や、水晶体の調節を行う網様体筋が加齢により硬くなり、調節機能が低下することで症状が現れます。
スマホ老眼では、近距離でスマホ画面を見続けることにより、目を動かす筋肉が過緊張と疲労を起こし、ピントを合わせることが困難になり、老眼と同じ症状が現れます。
スマホ老眼は回復可能な症状と考えられていますが、視力低下や眼精疲労、ドライアイなども引き起こすこともあります。
女子高生の1日あたりのスマホ利用時間は5.5時間!
ある情報サイトの調査によると、今や中学生でもスマホ普及率55%であり、2015年の文部科学省の全国学力・学習調査からは中学3年生の78.6%が携帯・スマホを所有しているという結果が出ています。さらに高校生になると、普及率は99%になります。
小学生~高校生を対象にデジタルアーツがおこなった「携帯電話・スマホの1日あたりの利用時間に関するアンケート」によると、全体での平均利用時間は2.5時間/日とのこと。これが高校生になると、1日の平均利用時間は男子で3.8時間、女子で5.5時間という結果になります。
(出典:女子高生のスマホ利用は平均5.5時間、15時間超えも)
さらに若年化が進むスマホ老眼
TV画面よりスマホ画面を見ている時間のほうが長い時代になったといわれますが、これほどまでとは驚きます。
このまま何の対策もしないでいると、20代どころかスマホ老眼に悩む10代の若者たちが増加することになりそうです。
あなたは大丈夫?スマホ老眼チェック方法
スマホ老眼のセルフチェックとして、次のような項目があります。あなたは大丈夫でしょうか?
症状からみたスマホ老眼・セルフチェック
- パソコンやスマホを毎日長時間使用している
- 目が充血している
- ドライアイがある
- 目の奥が痛くなることがある
- 今まで眩しいと感じなかった光が眩しく感じる
- 夕方になるとスマホの画面が見えにくくなる
- 近くの物を見ると疲れる
- スマホの画面から目を離すと遠くがぼやけて見える
- スマホの小さな字が見えにくくなった、少し離した方が見やすい
とくに下方の項目にチェックが多くつく場合はスマホ老眼の可能性が高く、同時に以下のような頭・首・肩の症状がある方は、スマホ老眼になりやすい状態といえます。
- 頭痛や肩こり、首のコリがある
- 頭や肩が重い
- 上を見上げようとすると、首に痛みや違和感がある
(参考:スマホ老眼チェック|メガネスーパー)
簡単にできるピント合わせのセルフチェック方法
- 人差し指の腹側(指紋側)を目から水平に10cm程度離れた距離に立てます。
- 徐々に目から人差し指を遠ざけ、人差し指の指紋がはっきり見え始めた(ピントが合い始めた)最短距離を測ります。
- 目から離れた距離が30cm以上ある場合には、「老眼」が出現し始めているといわれています。
ただし、これはあくまでも目安です。近視・遠視・乱視などの有無によっても個人差があります。気になるようなら、眼科やメガネ屋さんで検査を受けることをおすすめします。
(参考:http://jyouhouiroiro.com/)
スマホ老眼の治し方――時間と距離を置くこと
スマホがない生活を送ることができれば、すぐに解決しそうな「スマホ老眼 」症状。しかし、今の世の中ではスマホなしの生活は難しいのが現状だと思います。
では、症状を悪化させないためには、どんな対策があるのでしょうか?
今や生活に欠かせないスマホとの付き合い。ゼロにはできなくても、スマホとの付き合い方に適度な時間と距離を置くことをおすすめします。それはたとえば、以下のようなことです。
スマホ老眼改善対策12選
①スマホを見続ける時間を決める。
②画面から30cm程度距離を置いてみる。
③スマホを見ている時は、意識して瞬きをする。
④時々、意識して遠くの景色を見る。
⑤文字の大きさを疲れない大きさに変える。
⑥画面の明るさ(Yahoo!やGoogleなどの余白の「白」)が眩しすぎないように設定する。
⑦スマホから出るブルーライトをカットする「ブルーライトカット眼鏡」や、「パソコン眼鏡」を使用する。
特に、⑥⑦は対策しないでいると睡眠障害になりやすく、体内ホルモンや体内時計を狂わせる可能性もあります。体に優しい設定、体に影響が少ない環境でスマホと付き合うことが大切ですね。
その他の「スマホ老眼」を予防する対策としては、
⑧老眼矯正スマホアプリを使って、「視力回復」「視力ケア」「視力トレーニング」を利用する(以下に人気のある無料アプリをご紹介しておきます)。
>>iPhone用はこちら
>>Android用はこちら
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⑨スマホアプリ以外でも、外の景色と近くのペンを交互に見るトレーニングや、「上」「横」「斜め」に眼球を動かす訓練なども、効果的な視力の調節力アップを図る
⑩疲れ目やドライアイ用の目薬を使用する
⑪ビタミンA、B群、C・Eが多い野菜や食品、DHAなどが多く含まれる青魚などを意識して摂取する
⑫視力回復サプリメントを試してみる。コスパで選ぶなら、断然おすすめは高スペックのビルベリー&ルテインサプリ「めなり」です(初回907円お試しキャンペーン中。15日間返金保証つき)。
スマホ老眼にならない対策として以上の12項目を挙げることができます。
スマホを毎日使う積み重ねが、目に影響を与えるように、スマホ老眼にならないための日々の意識と対策が、目の筋肉の過緊張を予防することになります。
まとめ
人生は80年の時代です。20代でスマホ老眼になってしまうことは、あと60年間、あなたの目はとても大きなストレスを受け続けることになります。
スマホと上手く付き合って、自分の目を守りたいものですね。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。