人からやらされることは嫌い。自分のことは自分で決めたい。自分で決めたことならやり通す。
でも実は自分で決めたこともやり通せていない。あなたにはそんな経験はありませんか?僕にはそれこそ腐るほどありました。
フォーカスが間違ってる
今回はそんな僕にも効果てきめんだった、目標を達成するために「フォーカスを変えること」についてです。
- 転職に有利な資格試験に合格する
- ダイエットに成功して次の夏は主役になる
- ビジネスを起こして副収入を得る
人によっていろいろな目標があると思います。しかし、あなたの目標がどんなことであっても「フォーカスを変える」ことは同じ効果を発揮します。
ダイエットの場合
ここでは仮に、イメージしやすい「ダイエット」にしましょう。今、この瞬間にもダイエットを始めてる人はいます。始める人は多いのですが、成功できる人の割合は少な過ぎます。
その一番の理由は「途中でやめてしまうから」です。とても単純でしょう?ならば、成功するためには「やめなければいい」ということです。
これも単純でしょう?しかし多くの人は何故やめてしまうのでしょうか。
ひと言でいうなら「決めたことができなかったことを気にし過ぎている」。たったこれだけです。
そして、そんな日が何日か続くことで「もうムダだ」とモチベーションの低下を招いてしまうことです。
決めたことを実行できない日があったくらいで「何をやってもムダ」だと思い込んでしまうから。「どうせ自分にはムリなんだ」と思い込んでしまうからなんです。
「出来なかったこと」にフォーカスしていると、この負のスパイラルにとらわれてしまいます。
心理学者によるタバコの実験
精神科医ゆうきゆう先生が自身の著書の中で、心理学者マックフォールが行った実験について書いています。
これは大学生の喫煙者を対象に行われた実験です。まず被験者をAとBの2グループに分けます。
Aグループには毎日「自分の喫煙本数」を記録させました。Bグループには毎日「喫煙をガマンした回数」を記録させました。どちらのグループもただ指定された項目について記録しただけです。
その結果、A・B両グループの喫煙量には明らかに差が出ました。Aグループでは喫煙量が増加したのに対し、Bグループでは喫煙量が大幅に減少したのです。
Aグループは「喫煙本数」にフォーカスしていたために無意識に喫煙欲求を刺激された。
Bグループは「ガマンの回数」にフォーカスしていたために自己統制心を刺激された。
つまり、この実験の結果からいえることは「人は意識する対象によって行動が変わってくる」ということです。
ふたたびダイエットの話
だから、ダイエットをするときにも
「ああ、また脂っこいモノを食ってしまった…」
「また今日も運動しなかった」
というふうに「マイナス要素」を数えて悲観的になるのではなく
「今日はしっかりストレッチしたぞ」
「エレベータじゃなくて階段を使ったぞ」
「コンビニまで車で行こうとしたけど歩いて行ったぞ」
というふうに「出来たこと」を数えるようにすることです。そうすると、自己嫌悪によるストレスを減らせる上に「明日はもっと体を動かすようにしてやろう」と思えてくるから不思議なものです。
“モノは考えようで変わる”
ありふれた言葉ですが、本当に意味を理解をしている人は意外と少ない。これも成功法則の一つと言えます。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。