【杞憂】想像し得る最悪の事態は決して起こらない取り越し苦労

キュートな茶髪女性 生活

「失敗したらどうしよう」「想定外のことが起きたらどうしよう」先々の心配ばかりしてなかなか行動できない。気がつくと1週間、1ヶ月、半年と時間が経っていた…。

あなたにはそんな経験はありませんか?

人生に無用な3つのK

Kのテキスト

僕の嫌いな言葉の一つに「杞憂」というものがあります。辞書でその意味を調べてみると次のようにあります。

きゆう【杞憂】
( 名 ) スル
〔周代、杞の国の人が「天が落ちて来はしまいか」と心配したという「列子 天瑞」の故事による〕
あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。

出典:大辞林 第三版

僕はこれに加えて「緊張」「後悔」という言葉を無用3Kと考えています。これらの3Kは、その概念自体を頭から消したほうが人生はうまくいくんじゃないかと思っています。

想像しているときが一番怖い

起こりもしないことをあれこれ心配して(杞憂)、実際に行動する前から消耗し切ってしまうのはあまりにも勿体ないと思いませんか?

そして多くの場合、その事態は起きません。「こんなことならもっと早く始めていれば」と、ここで2つめのK(後悔)をするわけです。

何か起きたらその時考えればいいんです。リスクマネジメント云々とはまた別の話です。これは「行動のブレーキを外す」ための話です。

モヤモヤが恐怖を掻き立てる

精神的に落ち込んでいたり、自己肯定感が持てないとき何かの行動を起こそうとすると「大丈夫かな」「やめとこうか」というマイナス感情が次々に湧いてくるものです。

それは自然な感情なので、ある意味仕方のないことです。でも、湧き上がるマイナス感情に流されてはいけません。人生のハンドルから手を放してはいけません。

どうしてもソワソワが止まらないときにはその悩みとしっかり向き合う必要があります。

悩みの大半は「モヤモヤした漠然とした不安です。実態が不明瞭で分からないからこそ、悩みは深くなるし、恐怖感は増すのです。

正体がハッキリしていることなら長くは悩みません。何をすべきか解決策が打てるからです。そうすれば、もう「悩むだけの段階」からは抜けられます。

不安の正体を暴くワーク

見開きのノート

ノート見開き1ページを使います。左ページに問題点を「思い込みを排除して客観的に」書き込みます。右ページに解決策を「実際にできることにフォーカスして」書きます。

この自問自答作業を、問題集をこなすようにひたすら続けます。

「考える」そして「書く」という行為によって悩みの具体化現実的な解決策の大量アウトプットをします。頭の中では大問題だったことも書いてみると、「そこまででもない」ということに気づくはずです。

自己肯定感が低いと、どんどん悲観的になります。そして、起こりもしない最悪の事態を勝手に想像してその考えを補強する根拠を集めてしまいます。

だから一歩引いて冷静になるためにも「書く」という行為は効果的なのです。

その悩みはありふれたこと

地球

もしかすると、あなたは自分の悩みを「自分だけに固有な特殊なもの」だと感じているかもしれません。

「誰も自分ほどの深い悩みを抱えている人はいない」と。でも、あなたが経験することは世界中のいたるところで毎日のように起こっているのです。

あなたが抱える悩みも世界中のいたるところで毎日のように生まれているのです。言ってみれば、特に珍しくもない悩みなのです。

あなたのその悩みも「人類史上初めての悩み」ではない。

今この瞬間、あなたにとっての重大問題でも、1年後にはきっとそれを覚えていないはずです。そう思うと少し心が軽くなりませんか?

自分で悩みを大きくしない

「大変だと思っていたことでも、やってみたら案外大したことはなかった」そんな経験は、あなたも1度や2度ではないはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

あなたの辞書に「杞憂」の文字はいらない。「案ずるより産むが易し」を座右の銘に。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。