今40代の方まさに実感しているかもしれませんが、年齢をある程度重ねてくると、代わり映えのしない人生が焦りや諦めにつながることがあります。
「うわ!俺もう35過ぎてるよ!年齢制限でアウトだな」
「四捨五入したらもう俺50かよ。転職自体、無理だな」
とか。
普段仕事に忙殺されて、意識していない時の流れの早さにふと気づいて焦ることはありませんか?
今40代のあなたはまだ、本当は人生を変えたいと思っているんじゃないですか?
「こんなのが本当の自分の人生のはずがない」という違和感の中で生きてはいませんか。
そんなあなたに、この記事を通して少しばかりの勇気を贈れたらいいなと思っています。
何かを成すのに年齢は関係ない
誕生日・結婚記念日・子供の入学式といった節目のタイミングで改めてふと自分の年齢を意識した時、人間の反応は2通りに分かれます。
1つめは、「俺の人生このままで終わっていいのか?」「さっさと転職だ!こんなことしてる場合じゃないぞ!」と軌道修正し、ギアを入れ直す人。
でも実際にはそういう人は少数派で、多いのは「俺、もうこんな歳だし無理だよな」とか、「40代で今さら新しいことなんてなぁ」とか、年齢を言い訳に、挑戦しないことを正当化して残りの人生をあきらめ顔で過ごす人。
年齢を言い訳にしてあきらめるのはすごく簡単です。でも、あきらめて生きるには残りの人生は長すぎる。
そう、本当は何かを成すのに年齢は関係ないのです。人生を変えたいなら40代からも変えることはできます。
It is never too late to become what
you might have been.
“あなたがなれたかもしれない人になるのに
遅すぎることはない”ジョージ・エリオット
あらゆることにおいて、遅すぎるということはない。転職でも、起業でも。たとえ、あなたがそのように感じていたとしても、
それに気づけたその時こそが、始めるべきベストのタイミングなのです。
あなたがメジャーリーガーやメダリストになりたいのでない限り、人生に遅すぎることなんてないのです。
次章では、いくつかその実例を挙げてみることにしましょう。
あなたがなれたかもしれない人になるのに遅すぎることはない
カーネルサンダースが起業したのは60歳を過ぎてからだったというのは有名な話です。
マクドナルドの創業者レイ・クロックは、ジャズ奏者・セールスマンの経歴を経て50代で外食フランチャイズの道へと進み生涯で5億ドルの富を築きました。
ファーブル が「昆虫記」第1巻を発表したのは54歳。その後28年かけて「昆虫記」全10巻を完成させました。
日清食品の創業者、安藤百福(あんどうももふく)が世界初の即席めん「チキンラーメン」を発明したのは48歳のときでした。
江崎グリコの創業者、江崎利一が合名会社江崎商店を設立したのは39歳のときでした。
従三位・勲三等瑞宝章・紫綬褒章・文化勲章・国民栄誉賞受賞を受賞した大女優、森光子の初主演舞台は41歳のときでした。
アンパンマンの人気がやっと出始めたのは、やなせたかしが50代後半の頃でした。
第91代内閣総理大臣・福田康夫は福田赳夫・元首相の長男で政界の名門出身ですが、初当選したのは53歳のときでした。
このように人生の後半から花を咲かせた有名人も多くいます。「人生に遅すぎることなんてない」と思いませんか?
今の自分が残りの人生で一番若い
未来に向けて過去のキャリアを棚卸しする人は多いです。しかし、過去の延長線上に未来があるとは限りません。
レイ・クロックの人生はまさにそれを物語っています。
「過去しか測ったことのないモノサシで未来は測れない」。あなたにとっても誰にとっても一度きりの人生です。
過去から掘り起こせる程度の選択肢だけに固執するのはもったいないと思いませんか?
過去しか測ったことのないモノサシで未来が測れるはずがないのです。だって測ったことがないのですから。
今の自分は過去の記憶や経験の結果ですが、だからといって過去の枠をはみ出さずに未来を生きる必要は何かありますか?
まだ気づいていない才能が自分にあるかもしれません。自分の心のおもむくままに徹底的に何かにのめり込んでみても悪くないのではないでしょうか。
さいごに
結局のところ、早いか遅いかが問題じゃないのです。やったかやらなかったかが問題なのです。
人生における一番大きな後悔は、自分ができなかったことではなく、やれることをやり尽くさなかったことのほうでしょう。
- 気づいたタイミングが自分にとってのベストタイミング
- 問題は早いか遅いかではなく、やったかやらなかったか
来年の今頃、また同じことを考えて後悔するくらいなら、今ならまだ、それよりは1年早い。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願っています。