毎朝、目覚めるとその日の仕事を思って憂うつになる。あるいは昨日の疲れがまったくとれていない。あなたはもう長い間、こんな朝を迎えていませんか?
朝の習慣を変えることで人生は好転していきます。「おう。そんなの知ってるよ」という人は多いでしょう。では、実際にそれをやったことがあるでしょうか?
朝にやるべきこと
ひと言でいってしまえば、「今日これから起こるであろうことに先に感謝してしまう」ということになります。
あなたの読み間違いではありません。これから起こることについて「良い結果」を先にイメージします。そしてその結果に、この時点で感謝してしまうのです。
すると高い確率で、その通りの結果になることがわかっています。これは気のせいでも偶然でもありません。しかも、それほど稀なことでもありません。
この現象を「引き寄せの法則」と呼ぶ人もいれば、「脳をだます」と表現する人もいます。結局のところ、これは脳の特性・構造によるものです。
脳の特性に裏打ちされている方法
脳はリアルなイメージと実体験の区別がつかないという特性を持っています。
そのため、良い結果を先にイメージすると、イメージの中で体験したことを脳が「すでに体験したこと」だと錯覚するのです。そのため、すでに体験した通りの結果を導くのだといわれています。
脳の持つこの特性についてはこちらの記事をお読みください。
「引き寄せ」発動の絶対条件
僕も最初は半信半疑でしたが、実践にお金がかかる訳でもなく単純に朝から心地いい気分になれるので続けてみたところ、本当にそういった効果が実感できました。
しかし、これには絶対条件があります。
それは、イメージをする「タイミング」です。ここを外すと、効果は格段に低くなります。
ベストタイミングを外さない
それは目覚ましが鳴ってから起き出すまでの2~3分。完全に覚醒する前の夢うつつの状態のときです。
意識と無意識のボーダーが曖昧になっているこの瞬間。意識と無意識とを行き来できるこのわずかな時間。このときが最も潜在意識にダイレクトに働きかけることができるときだといわれています。
頭のどこかにまどろみが残っている幸せな気分を感じつつ良い結果をイメージし、それに対して先に感謝してください。
徹底的に気分の前倒しを
脳を“感謝”と“楽しい気分”で満たす。朝は「今日は何でも楽しんでやるぞ!」という気分になって、脳を「今日はいい一日だ」という思考回路にしてしまうことです。
実際にいい一日だったから、夜寝る前にそう思うのではなくて、一日が始まるときに先にそう思うのです。
たとえばこんなイメージで
楽しいから笑うのでなく、笑うから楽しくなる悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなる。
これは「動作と感情は並行する」という説を唱えたアメリカの哲学者・心理学者ウイリアムジェームズの言葉です。「感情を先行させて引っぱってもらう」。そんなイメージです。
うれしいおまけつき
こうやって朝のうちに「快」体験をたくさん味わうと、始業時にはすでに脳は前向きに動き出しているのです。したがって、午前中の生産性もグンと上がります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ポイントは次の2つです。
- 夢うつつのタイミングで「良い結果」のイメージと感謝を
- 初めは信じなくてもいい。ただ続けるだけで変化が起きる
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。