モチベーションアップという言葉に反応したあなたはきっと「やる気がある」人です。
本当にやる気のない人ならば、モチベーションアップさせたいとすら思わないからです。
モチベーションとは、意欲の源になる「動機」のことです。もっとも一般的には、動機の結果として現れる「意欲」を指してモチベーションと呼んでいます。
モチベーション=意欲=「やる気」と考えてください。
「やる気はあるのに、なぜか具体的に動けない」あなたはそんな悩みを抱えているのではありませんか?
「本当はやる気がないから動けないんじゃないのか?」そう思われがちなのですが、実際はそうではありません。
モチベーションがなければ人は悩まない
やりたいことは人により、いろいろあるでしょう。
- 作家としてデビューしたい
- セミナー講師になりたい
- コンサルタントになりたい
- セラピストになりたい
- ブログを書いてみたい
そして、あなたにはそれに対する「やる気」もある。アクセルとブレーキを両方とも踏み込んでいる。やる気のある人が動けないのは大抵このケースです。
前進しようとしているのにブレーキが邪魔をして出られない。あるいは止めようとしているのにグイグイ前に出ようとする。
この2つの力が拮抗して車体がギシギシきしんでいるのが今のあなたの状態です。
「やる気がない」、つまりアクセルが踏まれておらずその場に停止しているだけの車であれば、疲弊も消耗もしないでしょう。
この場合、車が動き出すには次の2つの方法しかありません。
- アクセルをもっと強く踏み込む
- ブレーキを外す
モチベーションのアクセルをもっと強く踏み込む
ブレーキを踏んだままでも、その制動力を上回る力で前へ出れば車は前へと進みます。
モチベーションをアップさせ、今より強くアクセルを踏み込めるようになるための方法をご紹介します。
1.やる理由を明確にする
あなたは何故それをしたいと思ったのでしょうか?どうして、コンサルタントになりたいと思ったのか?どうして、ブログを書いてみたいと思ったのか?その原点となった出来事をもう一度思い出してみます。
そしてそれをした後の「自分像」を詳しく想像するのです。それにより得られる利益・気分を妄想してみましょう。イメージできることであれば、人は必ず実現できます。
2.「できる」と思う理由を書き出す
コンサルタントの場合であれば、
- 自分には相談しやすい雰囲気があるようだ
- 自分には問題点を聞き出すヒアリングの力がある
- 解決策を順序立てて相手に伝える能力がある
ここで「2つ以上」の理由が出てくるようであれば、あなたにはそれをする才能があります。
3.「支持者」と「肯定意見」にまみれる
先に挙げた「できると思う理由」を持つに至ったあなたに自信を与えてくれる支持者と接触すること。そして肯定的な意見で思考を固めてしまいましょう。
「思い込みも才能のうち」なんていわれることもありますが、狂信的な思い込みがなければ、人は事を成すことはできません。潜在意識レベルにまで「できる」と刷り込んでしまいましょう。
4.先駆者のアラ探しをしまくる
自分より少しだけ早くそのことを始めた人の仕事を見てみます。見方としてはいわゆる「アラ探し」です。そうすると、「ああ、それほど完璧にできなくてもいいんだ」というレベルに気づくはずです。
「なんだ。これなら自分の方が上手くやれるな」「この程度か。意外と大したことないな」と思えればしめたもの。すぐにあなたのアクセルは、ベタ踏み状態になるでしょう。
行動のブレーキを外す
アクセルを今よりも強く踏み込むことでも車は前へ進みます。あるいは、踏んでいるブレーキから足を離すことでも進みます。次はブレーキの外しかたを見ていくことにしましょう。
5.自分のブレーキを意識する
まず、何がブレーキとなっているのかを意識してください。多くの場合はこんなことが多いはずです。
- 失敗したらどうしよう
- 自分がこんなことしたら非難されるんじゃないか
- やりたいけど面倒くさい
自分にとってのブレーキに気づくことから始まります
6.思考回路のリンクを正しく張り直す
- 「失敗は成功の反対」→成功の反対は何もしないこと
- 「非難は賛同の反対」→賛同の反対は無関心
- 「面倒くさい」→だからこそ参入障壁が高く他と差別化できる
人間の脳の仕組みの1つに自動思考というものがあります。
オートマチックでネガティブに走る誤った思考回路のことです。無意識を意識することが自分をコントロールするうえではとても大切なことです。
自動思考についてはこちらの記事をどうぞ。
参考記事:「人間の脳はネガティブがデフォルトだから気にしなくてもいい」
7.とりあえず着手だけしてみる
ブレーキを完全に外す訳ではないので抵抗感は少ないはずです。現状からの変化は「小さいもの」であればあるほど望ましいのです。
注意点としては着手が目的で「完遂しなくてもいい」ということ。
「5分だけやってみる」という先延ばし防止テクニックがありますが、そのまま慣性の法則が働いて動き出すことも多々あります。
8.行動しなかった場合のリスクを考える
コンサルタントになる道を今、踏み出さなかったらあなたにはどんなリスクがあるでしょうか?
多くの場合、今踏み出さなくても今後の人生のどこかでまた同じ衝動に駆られ、一歩踏み出すか否かの選択に出くわします。
そのときのあなたは、今のあなたよりも確実に年を重ねています。失敗することではなく、何もしないことが本当のリスクなのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「寝ても3年、立っても3年」同じ3年ならやってみればどうでしょう?あなたへのエールを込めて最後にこんな話を載せておきます。
友人の62歳になる母親が大学で学位を取得しようと決心しました。それに対し、同い年の婦人は異論を唱えます。「バカげているわ。学位を取るまでに3年かかるんでしょう?3年経ったらあなたは65歳じゃないの!」
友人の母親はこう答えたそうです。「3年経てば、何もしなくても65歳になるわ」。動いても動かなくても、きしんでいる車の年式は古くなるのです。
あなたはどうしますか?
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。