「プラス思考をカンタンに実践できればこんなに悩まないよ!」
きっとあなたもそう思われているのではありませんか?
もしそうであれば、この記事はそのきっかけになれるはずです。
「【極シンプル】世界一受けたいネガティブ思考改善講座」
という記事で「思考の上書き」についてお話しました。
この思考の上書きによってマイナス思考から徐々に脱却していきつつ、この記事では「プラス思考の実践」そして「プラス思考の習慣化」についてお伝えしたいと思います。
目の前の物事の捉え方は一通りではない
まず、ものの見方に関する大前提を再確認しておきましょう。
それは次のことでした。
「目の前の出来事は一つでも、その解釈は一通りではない」
出来事の良い面をみるか、悪い面をみるかは自分で選べます。
起きた出来事は今さら変えられないのなら、どう捉えた方が自分にとって得なのか。次につながるのか。
運・不運はナイフのようなものだ。
その刃を握るか、柄を握るかで、
われわれを傷つけたり、役に立ったりする。
ジェームズ・ラッセル・ローウェル(アメリカの詩人)
同じ一つの出来事なら、役に立つよう柄を握ったほうが得だと思いませんか?
まず「プラスの反応」を先にしてしまう
お勧めする実践方法はカンタンで、起こった出来事に対して善悪の判断をする前にまず「ツイてる」あるいは「よかった」と口に出すことです。
「でた!!」と思わずに先を読んでくださいね(笑)
口に出せない状況であれば、心の中で思うだけでも十分です。目の前の状況が、とても「よかった」とは思えないとしても。
とりあえずそう口に出して、それから「どうして?」あるいは「何が?」と自問するようにして下さい。
実はこのように「問い」を立てられると、脳は答えを探さずにはいられなくなるのです。
目の前の(よいとは思えない)状況→ ●●● →「よかった」
この●●●の部分が空白のままだと、脳は落ち着かないのです。
「空白を埋めないと落ち着かなくなる」というのは、数ある脳の性質の一つですが、これを逆手にとって利用します。
「どうして?」という問いにより、脳の自動検索が始まります。
目の前の出来事から、「よかった」を証明する根拠を全力で探しはじめます。
この時、脳は保存された膨大な知識や経験則の中の「よかった」要素と目の前の出来事を構成する要素を多面的に照合しています。
そうすると、次々に「ツイてる」「よかった」の根拠が検索結果にヒットしてきます。
そして、脳はついにその出来事が「よかった」ことを立証するのです。
“「ツイてる」を口癖にするといいことがある”のは本当です。
日本一の高額納税者・斎藤一人さんをはじめ、多くの成功法則本にいろんな表現でこれと同じような実践方法が書かれています。
どんなことが起きても「ツイてる」とか「よかった」と口に出す。
感情を介さずに言うだけなので、カンタンなことですよね。最初は、非科学的で怪しくてとても信じられないと思うはずです。
私も初めは、何だか胡散臭い迷信か宗教みたいに思っていました。
でもこれは、スピリチュアルなことではなく、脳の性質・機能に基づいた科学的根拠のある方法だったのです。
新しい行動を「習慣」という自動システムにする
続いて、行動の「習慣化」について少しお話しします。
習慣を身につけるのに、最も重要な要素は何だと思いますか?
スパッと結論からいいますが、それは「頻度」です。
もっとシンプルに「回数」と言い換えても構いません。
これまでなかった新しい習慣を身につけようと思ったら、まずは回数をこなすことが何より重要になります。
それが早起きでも、ジョギングでも、寝る前の読書でも、昼食後の歯磨きでも、翌日のToDoリスト作成でも。
今までしていなかった行動をするわけですから、最初のうちはかなり意識しなければできないでしょう。これはもう「力技」でいくしかありません。
習慣は雪の玉のように成長する
大雪の降った朝、雪だるまを作る場面を想像してみてください。
習慣はしばしば「雪の玉」に例えられることがありますが、最初のうちは“習慣”という雪の玉がまだ小さくて軽いから押しても坂道をうまく転がらないのです。
そこであきらめずに何回も何回も手で転がし続けていると、次第に雪の玉は大きくなり、やがて自分の重さだけで坂を転がり始めます。
そして周りの雪を自分にくっつけながら、さらにどんどん大きくて重い雪の玉になります。こうなるともう、止めるほうが大変です。
習慣というのは、この「雪の玉」みたいなものです。
同様に、新しい行動もある程度回数を重ねてくるといつのまにか自然にできる時がやってきます。
「無意識にその行動をとってた」という時がやってくるのです。
ハッと気がついたら昼食後に歯磨きをしている、みたいな。
こうなれば、もうしめたものです。あなたには新しい行動が「習慣」として身についたのです。
プラス思考さえも習慣化できる
ここまでのことを踏まえて今回の記事で一番お伝えしたいことは、行動だけではなく、思考すらも習慣化できるということ。
もっとはっきり言えば、プラス思考は「習慣化」できるのです。
その時の感情であれこれ考えるより、習慣という“自動システム”にしてしまった方が早いし、実際には使えるものになります。
要するに、「考え方のクセ」にするということですね。
神経回路も筋繊維と同じで、使えば使うほどその部位が発達します。
逆に、使われなくなると「必要ない」と感じ退行します。
つまりプラスの思考回路を使う頻度が上がれば、その神経回路はまるで整備された道路のようにどんどん発達するのです。
プラス思考の実践と習慣化の手順
「使えば使うほど、その神経回路が発達するのはわかった」。
では実際に、「どうやってプラスの思考回路を使う頻度を上げるのか?」ということですが、それに関しては前述した通りです。
- 「ツイてる」「よかった」と口に出す。
- 「…どうして?」と自問自答する。
- 脳が空白を埋めようと自動検索して立証する。
目の前の出来事に対してこのフレームを回し続けることです。
「【極シンプル】世界一受けたいネガティブ思考改善講座」 という記事でお伝えした「思考の上書き」とこれを併用することで、あなたがネガティブでいる時間を大幅に減らせるはずです。
もし今、前向きになりたくてもなかなかなれずにいるなら是非これを試してみてください。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願っています。]]>