先延ばしから「とりあえず」の暫定主義で人生はスピード化できる

ギアの回転数アップ! 生活

あなたはこれまで「何か新しいことを始めようと決意したけれど結局何もせずに終わった経験」はありませんか?僕にはそんな経験がこれまでイヤというほどありました。

その一番の理由はたいてい「今はやらない」という言い訳をすることでした。

先延ばしが未来を奪っているという現実

車の窓から出した脚

「やるんだけど、今はまだしない」

「またあとでやる」

「明日から絶対やる」

今やるか一生やらないかを決めて、今やらないものはサクサク捨てればいいのにそれもできず。僕はいつもすぐに始めることを避けて先延ばしを続けてきました。

でも、これではいつまで経っても始めることさえできません。では、どうすればそのスパイラルから抜け出せるのでしょうか。

この記事では、僕も実際にやっている「物事をスムーズに始める効果的なやり方」を紹介します。

1.とりあえず始めること

帽子をかぶった小さい女の子

とりかかるハードルを下げるには「とりあえず始める」という発想が有効です。とりあえず手をつけてみる。最後までやり切るかどうかは、別問題。

僕はいつも気が乗らないことにとりかかる時は、「とりあえず」という言葉を3回繰り返しています。たとえば毎日のランニングの前。

これは「カラダを絞るため」と自分で決めたことです。

でも、夏のうだるような暑さの中を、あるいは冬の身を切るような寒さの中を、毎日走り続けることは正直ラクなことではないです。

「今日はもういいかな…」と思うことも勿論あります。そんなときに「とりあえず」と3回繰り返すのです。

「とりあえず、ウェアに着替えるか」

「とりあえず、ランニングシューズを履くか」

「とりあえず、スタート地点まで行ってみるか」

3回繰り返した時点でもう僕は家から出て、ランニングコースのスタート地点に立っていることになります。で、結局「このまま帰るのはアホらしいから」と走ってしまう。

2.「5分だけ」やる。その先のことはなりゆき

ジーンズとスニーカーの足元

走り始めてからのことは一切考えていません。先々に考えを巡らせることは「面倒臭さ」を増幅させます。そして「面倒臭さ」が増せば「あきらめ」の感情が生まれます。

「今、この場をラクに過ごしたい」という目先の快楽に負けてあきらめた場合、自己嫌悪があとを引いてしまうことになります。

「やっぱり自分は意志が弱い人間だ。何をやってもダメだ」となりかねません。

たかが1回ランニングをサボっただけで、何をやってもダメだと考えてしまうのは勿体なさ過ぎるのです。

3.ただシンプルに「とりあえず」

グラスビール

難しく考える必要はありません。あなたが「とりあえず、生ビール」というのと大して変わりないのです。その時点で、次にする注文のおつまみのことなどまだ考えていないはずです。

必要なのは「行動すること」です。面倒臭い場面を先回りして想像することではありません。

たとえどんなに大きな目標を掲げても、最初の一歩が踏み出せなければ意味がありません。

「何一つ始めていない状況」が一番自分をイラつかせるのです。その状況を打破するには「行動」あるのみです。一歩でも半歩でもいいから、「とりあえず」動く。

その衝動は生モノだから

縁石に座る女性

あなたの目標に寄与する最初のアクションを少しでも早く起こすこと。

一歩目を可能な限り早く踏み出す。これがとても大切です。あなたのその「決意」や「衝動」は生モノです。

賞味期限があることを忘れないでください。決意や衝動は何もしなければ鎮静化していくのです。

買ってきたリンゴがキッチンの隅で忘れ去られて傷んでいくように「決意」も放置しているとそうなります。

先延ばしにして何もしないうちに、気がつけば「期限切れ」なんてことはよくあることです。始めるのに、大きな覚悟は要りません。

必要なのは「ほんの小さなキッカケ」だけです。

あなたが今いる場所からハシゴをほんの1段登っただけでも、見える景色はずいぶんと変わるものです。3段目のことは2段目に登ってから考えればいいのです。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って