「引き寄せの法則」は「引き寄せない法則」と併用すべき

双子の赤ちゃん 生活

自己啓発系の本やブログで「思考は現実化する」ということが盛んにいわれています。

僕はスピリチュアルな世界に関しては詳しくありません。でも、脳の仕組みからしてもこれは理にかなった法則だということは分かります。

思考しなければ現実化もしない

優しく青い瞳

思考したものがすべて現実化するとは限りません。でも思考しないものは決して現実化しないのです。

努力した学生すべてが東大に入れるとは限らない。でも努力しない学生は決して東大に入れない。さらに、あのマンガの名言とも同じことだと思うのです。

『努力した者が全て報われるとは限らん。
しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる』

(鴨川会長「はじめの一歩」より)

失敗をイメージするな!

イメージを高める男性

懸賞の抽選でも、パチンコのリーチでもサッカーのPKでも、大学の合格発表でもなんでもそうですが、結果が悪かったときに「やっぱりな。ダメだと思ったよ」「どうせ外れると思ってたよ」。

そんなことを言う人が必ずいます。

そういうことで自分が受けるダメージを軽くしようとしているのでしょうが、聞いてるほうは痛いものです。しかしそこには、もっと本質的な問題があります。

失敗は自分が呼び込んでいる

それは「悪い結果」をイメージし続けたことで自分が引き寄せた結果なのですが、本人がそのことに気づいていないことです。

「実際に落ちたときの痛みがマシになるようにあらかじめ、落ちたときの痛みを想像しておく」。そんな必要はまったくありません。

「要らない未来」のイメージはいらないのです。だけど実際には、意識がそちらへ向き過ぎている人がとても多いような気がしています。

意識のフォーカスを変える

暗闇での瞑想

たとえば、風邪をひいて熱があるとき。熱を測ってみるまでは「ダルいな」くらいだったのに測って39度と知った途端にめちゃくちゃしんどくなる。

そして熱がある状況に意識を向けるとどんどんしんどさが増してくる。頭痛も同じで、痛みに意識を向けるとどんどん痛みが増してくる。そういう経験はないでしょうか?

反対に、風邪の熱も頭痛も同じように意識がそこから離れると楽になるし治るものです。症状を忘れて、普段の行動に意識を向けているといつの間にか治っている。

それは薬を飲んだことで「治るはず」と暗示がかかり意識が症状から離れて「すでに治った気」になっているからです。治ったかのように振る舞っているから実際にそれが現実化する、つまり治るのです。

事故にあって大怪我している人に向かって、どんなに絶望的な致命傷でも救急車がくるまで「がんばれ!!大丈夫だ、傷は浅い」と励ます。

これも同じことです。本人が「助からない」と思い込んだら助かりません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

最後にもう一度ポイントをまとめます

  • 「欲しいものをイメージする」というよりは「欲しくないものをイメージしない」という感じ。
  • 欲しいもの以外に意識をよそ見させない。

「引き寄せ」という言葉に胡散臭さを感じる人や抵抗感のある人は、まずそんなことを意識してみてはいかがでしょうか。

以上、引き寄せが上手くいくちょっとした提案でした。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。