継続できない原因の70%はあなたのやる気があまりに強すぎること

粉雪とフードの女性 生活

外は雪が降るほどの寒さですが、暦の上ではもう春です。年始に立てた今年の目標・計画は進んでいますか?

継続どころか最初の目標はどこへ?

  • 今年こそは資格を取る
  • 今年こそは禁煙する
  • 今年こそは転職する
  • 今年こそは5キロ痩せる
  • 今年こそは年間100冊読む

あなたも、あなたの目標を掲げたことと思います。たとえば、「5キロ痩せる」という目標をたてた場合。

元旦だけ、あるいは3が日だけジョギングをしてやめたり、反対に正月明けからジョギングを始めて2~3日でやめたり。

そんなことになってはいないでしょうか?この記事では、そんなふうに立ち止まってしまったあなたの背中を、僕がもう一度押せればなと思っています。

「一年の計は元旦にあり」の意味

ToDoリスト

「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。あなたもこの言葉の意味をはき違えてはいませんか?

ときどき元旦だけものすごく意識が高い人がいるのですが、この言葉の意味は「元旦さえ頑張ればいい一年になる!」ということではありません。

「何事も最初に計画や準備をすることが大切だ」という、いたって普通のことをいっているのです。

元旦だけはモチベーションMAXで30km走ったとしても、残り364日を1kmも走らなかったら体重は減りません。

資格の勉強にしても同じことです。最初の2~3日だけは1日4時間勉強をしたとしても、残り362日が0時間だったら意味はありません。

新しいことを始めて継続するコツ

カーレース

「スタートダッシュ」という言葉があるせいか、スタートからいきなりアクセルベタ踏みでスピン、クラッシュする人が多いように思います。

低速でスタートして徐々に加速していけば、そういうふうにはなりません。

勉強でもダイエットでも仕事でも何でもそうですが、新しいことを始めるときには「鉄板の法則」があります。

それは「とりあえず少しだけ」という気持ちで何となく始めて「まだ食い足りない」くらいで切り上げることです。

そして日々、この繰り返しです。翌日以降のことは一切考えません。ただただ、淡々と。

もしこれとは逆に「一度」に「大きなこと」をやろうとするとビビって動けなくなるか、単発で終わってしまうでしょう。

「一時中断」と「やめること」とは違う

一時停止ボタン

今日は雪が降っているので、それにちなんだ例えにします。雪だるまを作るときには大きな雪の玉を転がしますよね。

その雪玉を最初に動かす時に一番大きな力が必要なのです。そして、動き出したら止まらないことが何より優先します。

そうはいっても、事情によって「中断」せざるを得ないこともあるでしょう。あるいは、続けられなくて立ち止まることもあるでしょう。

でも、中断したものはまた「再開」させればいいのです。また歩きはじめればいいのです。「今までのことはリセットされてまたゼロから」とはなりませんのでご心配なく。

「中断する」ことと「やめる」こととは違います。しばらくジョギングできない期間があったとしても再開すれば、それまでの期間は「中断期間」だったということになります。

これは、会員制スポーツジムでいうところの休会扱いです。退会届を出していないので、いつでも再開できるのです。

再度の入会費用も発生しないはずです。休んでいただけなら入会金は要らないのです。ほら、ゼロからのスタートにはなっていないでしょう。

雨だれ石を穿つ

雨だれが石を穿つのは激しく落ちるからではない。何度も落ちるからだ。

ルクレティウス(哲学者)

一度に大きなことをしようと思わないでください。そしてもし、立ち止まってもまた歩き出せばいいのです。

小さくてもいいので続けられることを積み重ねましょう。その威力は、前述の言葉のとおりです。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。