1日が24時間では足りないと嘆く前に確認する6つのポイント

時間が足りない! 生活

やるべきことは大量にあるのに時間は全く足りない。あなたもこんな悩みを抱えていませんか?その原因の一つが、散漫な集中力です。

誰にとっても1日は等しく24時間なのです。

インターネット社会の弊害

ソーシャルメディア

急速に情報化が進んだこの時代、日常生活に集中力をそぐ要因はいたるところに転がっています。たとえばFacebookやTwitterなどのSNSやアプリのプッシュ通知。

Webページのポップアップ広告やブログに張りついたバナー広告。メールボックスに毎日届く大量のスパムメール。こちらから主体的に探さなくても、 いくらでも情報のほうから飛んでくる時代です。

広告の爆発的増加

ある広告会社の調査では、日本人が1日に目にする平均の広告数は 次のように変遷しているそうです。

1971年・・・560件

1997年・・・3000件

2013年・・・8000件以上

件数そのものは生活圏やライフスタイルにもよりますが、増加率に関してはほぼ同じ傾向でしょう。そしてこの爆発的な増加率の背景には 間違いなく「インターネットの普及」があります。

あふれ返る情報

また、世界には2万以上のTV局があり、 毎日3100万時間の番組を制作しているといいます。世界の保存資料は年30%以上の勢いで増え続けています。

まさに情報はあふれ返っているわけです。

1.時間が足りないのは続かない集中力のせい

仕事中にiPhoneを気にする女性

1日中アプリのプッシュ通知音や着信音は鳴りっ放し。こんな賑やかな時代に生きている僕たちは否応なしに絶えず集中力をコマ切れにされています。

そして、人生の質を確実に下げてしまっています。 なぜなら同じ作業に、より多くの時間がかかるから。

そして、本当にやりたいことをやる時間がなくなるのです。 あなたは1日のうちに「自分の時間」がどれほどありますか?

2.意識していないスキマ時間は意外と多い

ベンチでiPhoneを操作する女性

「時間がない」「時間が足りない」という人に限って、 ちょっとした空き時間に生産的なことをしていません。 見ていると、ずっとスマホをいじってたりします。

たとえば、その時間に読みかけの本でも読んだら? 新しい企画のアイデアを1コでも2コでも出したら? 取引先に1通でもメールを送っておいたら? 来月の旅行で泊まる宿の予約でもしたら?

こうしたスキマ時間を全部合わせると1日トータルでは結構な時間になるはずです。 結構なコトができるはずなんです。もったいないと思いませんか?

3.ツールから離れ主体的に時間を支配する

TV画面の中のYouTube

生活を便利にしてくれるはずのツールが人生の質を落としているとしたら本末転倒ですよね。iPhoneもMacbook Airもあなたが使いこなすものです。

それに遊ばれてはいけません。それはまるで、服に着られてるようなもの。

僕は普段ほとんどTVを見ません。 理由は、興味がなくても「見せられてしまうから」です。

風景のようにつけているTVでも何かのキッカケで 一度食いついてしまうと、あっという間に時間が経ちます。今や一家に一台以上ある「時間泥棒」です。

タダでさえ時間が足りないのにそんなことしている場合じゃないですよね。

もっとも、今やTVをみるよりYouTubeで動画を観る時間の方が長いでしょう。それは良いんです。なぜなら見たいものを自分で検索して選んで観ているから。

「見せられてしまう」TVとは主体性が違います。

4.「今、ここ」だけに集中する

PCとコーヒー

PCに向かっていたけど、何をしてたのか分からないうちにもう寝る時間になってしまった。これは、そんなことにならないための提案です。

今、自分が必要な情報だけに集中すること。明日でも明後日でもなく「今」です。

今すぐに必要じゃないことは検索しない。今すぐ必要じゃないリンクもクリックしない。そういったことは必要になった時でも間に合います。

5.いかに多くを捨てるかがカギ

紙屑

今の自分に必要な情報は何なのか。ピンポイントでその情報のみにアクセスすることです。ちょうど、電話帳で目的の番号を探すように。

まるでスーパーで目的の食材を探すように。

こういう時には、実際は目に入っていたとしても必要でないものは意識に上がってきませんよね。逆に、本当に必要な情報は自然とアンテナにかかってきます。

心理学に「カラーバス効果」というものがあります。

【カラーバス効果】
意識していることほど、関係する情報が自分のところに
舞い込んでくるようになるといったものである。
たとえば、「今日のラッキーカラーは赤」といわれると
街でその色ばかりに目が行く、などもカラーバス効果である。

出典:Wikipedia

自分の意識に何を取り込み、何を締め出すのかは自分で決められるのです。

6.ノイズは締め出せ

カギのささったドア

ドンピシャ以外の情報は「今」の段階ではすべて、集中力をそぐ雑音(ノイズ)です。

「いつか役に立つかもしれない情報」はほとんどの場合、役に立てる機会がないままで終わります。そんなものはその「いつか」検索すれば間に合うのです。

全ての情報を相手にしているほど人生は長くありません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

これを機に「今、ここ」だけに集中して情報を取捨選択することを意識してみてください。

  • 「今すぐ」に必要じゃない情報は集めない
  • スキマ時間も1日トータルではかなりの時間になる
  • 見たい番組がない時間帯はTVを消す

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。