そこらじゅうに「忙しい」とか「時間がない」が口癖の人がいます。きっとあなたの職場にもいることでしょう。
「仕事が忙しくて時間がない」「本なんて読んでる時間がない」「勉強したいけどそんな時間がない」「運動する時間なんてない」
そういう人を傍から見ていると、空き時間はスマホいじりに興じて結構ヒマそうです。
この記事では、同じように1日8時間会社で働いていても時間の使い方次第で充実度に大きな差が出るという話をします。
そもそも手持ちの時間は1日24時間で同じなのに、どうして忙しい合間を縫っていろんなことをこなせる人と何もできない人が出てくるのでしょうか?
一括で考えない
たとえば家や車を買うときは支払いにローンを組んでも、今、必要だからそれを買うのであって「お金が貯まってから買おう」とは思いません。
資格の勉強も本質的にはそれと同じことです。今、必要だからそれを勉強するのであって「潤沢な時間ができてから勉強する」のではないはず。
時間ができた頃にはもう遅すぎて、勉強する情熱もそれをする意味もなくなっているかもしれません。
だからこそ、必要なものは「分割払い」をしてでも“今、買う”という感覚が勉強にも読書にも必要なのです。
スキマ時間を活用
資格のための勉強を例にとってみます。
1日に必要な勉強時間が2時間だとして帰宅後に2時間を確保できる人は少ないでしょう。だからといって、「まとまった時間がないと何もできない」ということはないはずです。
もしもそういう間違った思い込みがあるのなら、それは捨てなければいけません。作業効率のいい人ほどちょっとした待ち時間など、小間切れの時間でチョコチョコやっています。
それは、読書でも勉強でも運動でさえもです。
60分×1回でも、5分×12回でも同じことです。10分×12回なら2倍の120分にもなります。
5分や10分のスキマ時間なら1日のうちに何度かあるのではないでしょうか。
待ち時間、移動時間その他を合わせると、僕たちは結構な時間を垂れ流していることに気づきます。
コマ切れの時間を集めて粘土みたいにくっつけると大きなものが作れる粘土のまとまりになるはずです。
時間を拾いまくる
「時間がない」と口にするから、その言葉が耳から入り脳にインストールされて「ああ自分には時間がないんだ」と自分に対する刷り込みがなされるのです。
実際、あなたよりもっと忙しくしているのにあなたよりもっと勉強している人はいませんか?僕の周りにはそういう人がたくさんいます。
でも、その人にとっても1日は24時間なのです。
落ちてるお金なら拾うのに、落ちてる時間は拾わないなんてもったいないですよ。時間を大切にするってそういうことです。
本でも手帳でもオーディオ教材でも何でもいいので、とりあえず何か1つ「スキマ時間にはこれをやる」というものを決めてみてはどうでしょうか?
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。