くだらない「しがらみ」を良好な人間関係に作り直すことはできる

草原の2人の少女 仕事

僕は仕事も遊びも、それが「苦」になるか「快」になるかはかかわる人間関係によるところが大きいと思っています。

すべての人間関係が有益なものだとは限らないのも事実です。

ムダな縁はないが、ムダな付き合いはある

会話中の男性

世の中に「ムダな縁」はないと思います。縁とは人と人が巡り合うキッカケのことです。ただし「ムダな関係」なら、そこら中にあります。

ムダな関係とは、お互いにストレスを感じながら無理してうわべだけの関係を保つような付き合いです。

それは、もうこれ以上の関係に発展することもないとても後ろ向きな、ただの「しがらみ」です。

しがらみがあるから嫌々つき合っているような関係ではお互いの心に「嫌悪感」「軽蔑」「威圧」といったネガティブな感情が根づいてしまうだけでしょう。

ネガティブに感化されない

たとえば「俺は悪くないのに責任をとらされたんだよ!」と大嫌いな先輩があなたにグチってきたとします。

しかしどう考えても、今回はその先輩に責任があります。

あなたは「うるさいな。お前が悪いんじゃねえかよ。もっとちゃんと仕事しろよ!」とイライラするかもしれません。

そうなると、あなたも同様にネガティブな感情を持つことになります。こういうときはネガティブに引き込まれないよう注意が必要です。

状況をチャンスに転換させる

どうせ愚痴を聞かされるのであれば、ここは先輩との関係を築き上げるチャンスととらえて、とりあえず仕事は中断してしっかり話を聞いてあげましょう。

「グチってくるってことは自分に心を開いてるってことか」。そう思うと、それほど相手の愚痴も苦痛にはなりません。

いうだけ言ったら、相手も気が済んで冷静になります。

結局、自分の居心地もよくなる

友達と仲直り

自分も一緒に不快感を背負うのではなく、相手の心をポジティブにすることで相手も自分もラクになる。

不思議なことに周りの人のストレスを減らすと、結果的に自分にとって居心地のいい環境になります。

こんなとき、話の主導権を奪って「もっとこうしたら?」などと自分の考えを示すと、相手の不満が爆発することがあります。遠回しな助言にとどめるか、何も言わないほうが無難でしょう。

「ただのしがらみになっている」と気づいたきには、新しい関係に作りかえる。人間関係をリメイクする。家のリフォームや料理のリメイクと同じようなものです。

今ある素材で何か新しいものが作れないかを考えてみる。新しい人脈づくりに励むのも結構ですが、これも大切な視点です。

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。