この記事をお読みになっているあなたも、小学校教師という仕事に対して、やりがいを見出せずに悩んでいるのではありませんか?
そして、小学校教師を「辞めたい」と思っている反面、「辞めてしまってもいいのだろうか」と葛藤しているのかもしれません。
今ここで、あなたが燃え尽きる前に出会えたことに、感謝します。
小学校教師はやりがいがないと感じるのはなぜ?
あなたはどんな時にご自身の仕事に「やりがい」を感じますか?
- 褒められる
- 認められる
- 感謝される
他人からこのような評価を得られると、とても嬉しいですね。承認欲求が満たされて、モチベーションが上がります。
「さあ、頑張ろう」という意欲が湧いてきます。
ところが、一生懸命に頑張っているのに、ちっとも成果があがらない。
- 生徒が慕ってくれない
- 保護者からのクレームがなくならない
- いつも仕事に追われている
このようなストレスがたまると、集中力がなくなってミスをしやすくなります。
この状態では、先を見通す余裕がありません。目標すら見失ってしまいます。自己実現には、ほど遠い状態です。
小学校教師の厳しい現実を前に、あなたが落ち込んでしまうのも無理はありません。
小学校教師の3つのやりがい
小学校教師として生涯持ち続けることのできる「やりがい」に、次の3つがあげられます。
- 他人に左右されない評価
- 自分の基準と価値観
- 職業としての待遇の魅力
それぞれを順に見ていきましょう。
1.他人に左右されない評価
「褒められる」「認められる」「感謝される」という他人からの評価は、小学校教師なら誰もが素直に望んでいるものではないでしょうか。
しかし、もちろん時として、あなたが思うような反応を得られない場合もあります。
そのたびに一喜一憂していては、身がもちません。
自分で「目標を設定して達成する」という「自己評価」のサイクルを持つと、毎日小さなことから自己肯定を積み重ねていくことができます。
具体的で実現可能な目標設定がやりがいを感じるカギとなります。TODOリストに目標をメモしておくと、確実に達成つながるでしょう。
TODOリスト用の手帳にもアプリにもかわいいデザインのものがたくさんあるので、目標管理に楽しさをプラスしてくださいね。
2.自分の基準と価値観
なによりもまず、あなたが「楽しい」と思うことが大事です。
たとえば、残業手当は出ないけれど、好きなスポーツの部活動に夢中になるのもアリです。ぜひ、子供たちと一緒に楽しみましょう。
そして、あなただけが実感できることを、ちょっとだけ意識してみませんか?
- 子供に教えたことをわかってもらえた
- 教室の戸を開けた瞬間にクラス全体の良い雰囲気を感じられた
- 問題を解決して子供が変わった
大切なのは、子供たちとのかかわりと反応や変化です。それが、小学校教師の「やりがい」そのものではないでしょうか。
そこに価値を見出せると、充実感が変わってきます。子供の成長とともに、あなた自身の成長も実感できるとよいですね。
教育の成果は、その場ですぐに評価できることばかりではありません。
何年も経ってから、教え子が訪ねてきてくれた。嬉しい便りが届いた。そんな幸福な時間を待つことも大切です。
3.職業としての待遇の魅力
きれいごとを抜きにして、仕事の最大のやりがいは「お金」です。3年後、10年後、20年後のあなたを想像してみてください。
今の時代にリストラもなく、定期昇給が保証された仕事が教職員の他にありますか?
小学校教師は、大過なく続ければ、高額な退職金と年金がもらえるのです。「仕事のやりがい=報酬」と割り切っても、何も問題はありません。
また、生活の基盤が整ってこそ、仕事にも全力で打ち込めるのです。あなたの仕事の成果に対する報酬で、趣味やレジャーを楽しむことも、人生を充実させるためには重要です。
さいごに
小学校教師に、どんなやりがいがあるのか。それは、ある程度の期間を働いてみなければわからないのではないでしょうか。
少なくとも1年、できるなら3年は必要です。そこまで頑張れないようなら、転職を考えてもよいでしょう。
もしも、「辞めたくない」そんな思いが心のどこかにあるのでしたら、それはあなたが「やりがい」を感じはじめている証拠かもしれません。
小学校教師としての未来に、かすかな希望が見えている状態です。
小学校教師の仕事にやりがいを感じるのは、あなた自身。
それは誰かから与えられるものではありません。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願っています。