【後悔しない生き方】今ここに集中する流しそうめん式人生!

キッチンでタバコを吸う女性 生活

どんな人生なら「ストレスフリー」といえるのか?その定義のひとつに「後悔しない生き方」が挙げられると僕は思っています。

しかし後悔をゼロにすることは難しい、というかできません。それは、人間の脳が常に「選ばなかった方の選択肢」が気になるようにできているからだということは、別の記事に書きました。

参考記事:後悔は選択とワンセットの根拠のない「妄想」だと気づこう!

参考記事:決断とは一つに決めて他の選択肢を絶つということ

でもゼロにできなくても、ゼロに近づけることならできる!後悔することが減れば、人生のストレスは減ると思うのです。

この記事は、後悔を減らす方法をあなたにお伝えするために親友に話すように書きました。お付き合いいただけると幸いです。

後悔が多い人の最大の特徴

座って後悔する人

たとえばこんな人が後悔の多い人ではないでしょうか。

昨日の企画Aについて「もっと本気でやればよかった」と思いながら今、目の前にある企画Bのことをまるで考えていない。

そしてズルズルと昨日の企画Aのことを考えているうちに目の前の企画Bの打ち合わせが終わってしまう。

すると今度は企画Cの打合せの真っ最中にも関わらず「ああ、企画Bをもっと真剣にやればよかった」と考える。

このように「目の前にない事柄のことを考える」という行動をいつも繰り返しているのが、後悔の多い人の特徴です。これは、完全に後悔グセがついてしまっているのです。

過去の企画も明日の企画も目の前にはありません。大切なのは今、「目の前」にある企画の打合せの中でできることをしていくことのはずしょう。

過去の企画に対する自分の態度をどれほど懺悔しようとその企画はもうすでに過去のものになっており、もはや自分には何ら影響を与えることができません。

それよりは一刻も早く目の前のことに意識を切り替えて後悔の上塗りをしないようにすることのほうが大切です。

後悔をしている間、自分の意識は過去に飛んでいます。ということは、現在の意識が留守になっているわけです。

それでは現在の企画にMAXの力が発揮できるはずもありません。新たな後悔がまた一つ増えるだけでしょう。

後悔を無限連鎖にさせないことが最優先

流しそうめん

人生はまるで流しそうめんみたいなものです。

さっき流れたそうめんをすくい切れなかったことを後悔しても意味はありません。そうしている間にも、目の前を次のそうめんが流れていきます。

あなたはそれをすくいとらないといけません。そうしなければ、その新しいそうめんも見逃すことになります。

流しそうめんでは最後は流れたそうめんをザルで受けてあります。このザルの中身が見逃したそうめん、いわば自分の後悔の量です。

ザルの中身、「後悔」の量をなるべく減らそうと思ったら常に流れてくるそうめんだけにライブで集中することです。

ザルの中身をゼロにはできなくても減らすことなら出来ます。

繰り返しになりますが、一つの後悔を引きずっているとそれが新たな後悔を生みます。

この負のループから抜け出すには、どこかでいったんそれまでの後悔を断ち切ることが必要です。過去に飛んでいる意識を「今、ここ」に呼び戻すのです。

仮にこれまでに「3つ」の後悔があるというのなら、今ここで断ち切れば、後悔は3つで済みます。

しかし断ち切るのが遅れるほど、それは必ず増えていきます。4・・5・・6・・・10というふうに。

人生はいつだって生放送なのだから

アイススケートをする女性

収録番組ならあとで都合のいいように編集できます。気に入らない箇所があれば録り直しもできます。でも生放送やバンドのライブではそうはいきません。

ぶっつけ本番の人生もこれと同じことです。

フィギュアスケートという競技では、とくに即時に断ち切ることの重要度が高いと感じます。選手が最初のジャンプで転倒したことを引きずっているとその後の演技はガタガタになってしまうでしょう。

でもトップスケーター達は、そのイメージを素早く切り離し、気持ちを切り替えて「今、目の前のこと」のみに集中しています。その集中力・メンタルタフネスには大いに学ぶ点があります。

そこまで一瞬で意識を切り替えることはできなくても「ここから先」の後悔を減らすためにはやはりこれまでの後悔は切り離さないといけません。

そうしないと、これまでの後悔が足に絡みついてきっとまた転んでしまうでしょう。

適度な後悔はあってもいい

後悔をゼロにすることが重要なのではなく、後悔を「少なく」することが重要なのです。

ゼロにしようと思うと、それはまた別のストレスになります。ノーヒットノーランを達成することではなく、少ない被安打で試合に勝つことが大切なのです。

「選択した自分」と「後悔する自分」は同一人物

「今の自分だったら、絶対あんな選択はしなかったのに」という後悔にも意味はありません。

あのときにそれを選択をして成長した結果、今の自分がそのように考えられるようになっている。それが事実なのですから。

そのとき自分がベストだと思ってした選択ならその時点では間違いなくそれがベストだったのです。それ以外の選択はなかったのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

後悔の少ないストレスフリーな人生に近づくために大切なことは見つかったでしょうか。

企画A・B・Cのエピソードと流しそうめんのエピソードを思い出してこれからは「今、ここ」に集中してくださいね。

最後に、ポイントを3つに絞って書き出しておきます

  • 今、目の前にあることを大事にすると後悔が減らせる
  • これまでの後悔はこの場で切り離す
  • 「今の自分だったら」という妄想に意味はない

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。