あなたは家族との関係がうまくいっていますか?お互い忙しい日々の中ですれ違い、わずかしかない団らんの時をケンカばかりして過ごしてはいませんか?
そのままいくと、必ず後悔する時がきますよ。
家族は自分の分身ではない
家族との関係がうまくいかないと感じている人は自分にこう問いかけてみてください。
「相手を所有しようとしてはいないか?」あるいは無意識に自分と家族を「イコール」と考えてはいないでしょうか?家族であっても自分と相手とは違う存在です。
自分とは違う価値観をもつ家族もありのままで受け入れる必要があります。
子供には子供の価値観がある
とくに相手が子供の場合にはなおさらです。時代とともに価値観は刻々と変化しています。
道徳的な問題は別として、ものの考え方や生き方を古い価値観で縛ることにどんな意味があるでしょう?
親の世代の価値観の押しつけは、新しい時代を生きる彼らの可能性を摘み取ることに等しいと僕は思います。僕らの頃とはもう時代が違うのです。
僕らの時代が僕らの親の時代と違ったように。
相手を受け入れる前提条件
他人を受け入れるには、まず自分を受け入れなければなりません。「こんな自分ではダメだ」と自分を認められないと他人に対しても厳しくなってしまうからです。
家族に厳しく当たる人はたいてい自分にも厳しい人です。だから、自分と同じことを相手にも要求してしまう。
家族とうまくいかないのは「自分の心のありよう」が原因なのだと気づいてください。
逆に「自分は今のままの自分でいいんだ」と思えると、相手のこともありのまま受け入れることができます。
自分の心が満たされて安心できると、相手との関係も安定したものになるのです。
変わらない相手や、変わらない状態に悩むより「みんな違ってそれぞれにみんないい」ということを受け入れるとずいぶん気分が楽になります。
みんな違ってみんないい
最後に僕の好きなこの有名な詩をあなたにシェアしたいと思います。
わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
金子みすず
ご主人もそのままでいい、お子さんもそのままでいい。そしてもちろん、あなたもそのままでいいんです。
あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。