後悔しているあなたの「過去」を書き換える唯一の方法教えます

後悔もスッキリ! 考え方

長い間ずっと過去を悔やんだまま過ごしてしまい「今」という時を浪費している人が多いと感じます。今これを読んでくれているあなたは大丈夫でしょうか?

過去の出来事そのものは変えることはできなくても、過去の出来事の「意味」を変えることならできます。そして、意味が変われば過去が変わったのと同じことなのです。

後悔をし続けるのは少しだけやめにして、記事を読み進めてみてください。

「過去」とは何かを理解する

時間に追い立てられる暮らし

ご承知のとおり、過去とは「現在より前の時間」や「過ぎ去った時や状態」を表す概念のことです。

過ぎ去った「時間」「思い出」「出来事」「関係」そのほかの酸いも甘いもいろんなモノが含まれる、これまでに歩んだ人生の総体ということもできます。

脳機能学者の視点

脳機能学者の苫米地英人氏は次のようにいっています。

「過去とはその人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈である」

解釈ですから、そこには「一定の評価」が加わることになります。つまり、同じ出来事でも未来から見た評価によって、過去はまったく違ったものになってしまうということ。

ブログや本の存在も同じ

たとえば、あなたがネットで誰かの書評ブログを見ているときに偶然、時間管理術の本に関する記事を見つけたとします。

しかし、その記事を読んでも行動につなげることなくそのままページを閉じてしまったとしたら?

そのブログを見たことも、紹介されていた本のことも永遠に忘れ去ってしまうでしょう。

そうすると、あなたにとってはブログの存在も本の存在も「なかった」のと同じことになります。

また別の人は、同じブログを見て本の存在を知り、そのままAmazonに直行し実際にその本を購入したとします。そして、その本から時間管理のノウハウを学び、実践して仕事上の成果を出すことができたとしたら?

彼にとって、そのブログを見たという出来事は「非常に有益な体験」だったといえるでしょう。

同じ出来事でも異なる過去になる

笑ったり怒ったりの男

前述の例のように、同じ出来事でも人によってまったく「違った過去」になることがあるのです。そして、それは珍しいことではなくそこらじゅうにありふれていることなのです。

リストラされて良かった?

20年間ひたすらマジメに勤め続けてきた会社で同時にリストラにあってしまった2人がいるとします。もちろんしばらくはショックで放心状態。目の前が真っ暗になることでしょう。

「家族にどう話したらいいんだ」とか

「明日からどうやって家族を養っていこう」

「こんな年齢で再就職先できるのだろうか」

「一体何が悪くてリストラされたのだろうか」

いろいろな思いがグルグルめぐることでしょう。浮かんでくるのは不安や心配ごとばかりです。

過去の解釈が変わるとき

マイナス思考を断ち切る

リストラされたその時点においては「会社をクビになった」という事実は、ただもうマイナスの解釈でしかありません。

しかし、時間が経ちその状況を乗り越えて別の会社にもっと良い条件で再就職できたり、あるいはこれを機に起業して成功を収めたときその解釈が変わるのです。

その頃には「あのとき会社をクビになって良かった」とすら思えるようになるはずです。つまり、「リストラされた」という過去の事実に対する解釈がこれまでとは180度変わるのです。

一方、同じ時期にリストラされたもう1人がもしその頃自暴自棄になって酒浸りの生活を送っていたら?

このように、同じ出来事でも人によってまったく「違った過去」になり得ることがあるのです。

未来が変われば過去の意味も変わる

希望と絶望の看板

これが脳機能学者のいう「過去を変える」ということです。

過去に起こった「出来事」そのものは変えられません。それが何度でも変えられたら、大変なことになります。でも、そのことに対する「解釈」なら変えることができます。

重要なのは過去に起こった出来事より、それに対する解釈。さらにいえば「どんな意味を持たせるか」ではないでしょうか。

部活の試合の勝ち負け

キツくて逃げ出したかった部活の練習でも、試合で勝てば「あの練習のおかげで勝てた」とその解釈が変わっています。

逆にもし試合で負ければ、それは苦い過去になります。負けたままで終われば、負けた過去の解釈は変わりません。しかし次にその相手に勝てば、その敗戦は「成長するために必要な試練だった」という解釈に変わります。

打開策は後ろではなく前にある

「負けた悔しさをバネにする」という言葉がありますが端的にいえば、必要なのはそういう態度です。もちろん、受けたショックの大きさによって立ち直れる時間はまちまちだと思います。

でも時間がかかっても、前を向けるようになったらこのことを思い出してください。

まとめ

夕焼け

いかがだったでしょうか?未来を変えれば過去が変わる。逆にいえば「過去を変えるには未来を変える」ということ。そしてその未来は、まだまだこれから始まるのです。

かつてボブ・ディランも言いました。「何もかも失われた時にも、未来だけはまだ残っている」と。

出来事に対する「意味付け」に関してはこちらの記事をお読みください。

>>ストレスは減らせる!意味付けは変えられるのだと知るだけで

あなたの今日がほんの少しストレスフリーに近づくことを願って。